AETE あの人がいるから旅したくなる。アエテ

AETE編集部

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正式なAETEの書き手ではないですが、それぞれの想いを持ちより1度書いてみてくれた書き手たち。たった1度の物語でも、AETEは大切に綴っていきます。各記事の書き手は文末でご確認ください。

2020.01.17

19年12月14日、駅から始まるさんぽ道2019特別編(銀座)

和えて special

■私と銀座

私だって最初の「銀座」のイメージといえば、やはりお洒落で高級なお店が並び、綺麗なお姉さんやマダムたちが颯爽と歩いているイメージだった。手の届かないような、自分とは縁のない世界、そんな感じ。しかしそんなイメージが最近変わっている。
というのも、このところ、母のショッピングに付き合わされたり、人に誘われたりして銀座に行く機会が多いせいか「なんだ、こんなもんか」という気持ちがむくむく湧いているのだ。これは別に銀座の街が「イケてない」、というわけではなくて、多分、銀座という場所が私でも楽しめるトコだって分かったからなんだと思う。
もう銀座に行く時に、あの時のような胸の高鳴りは感じないけど、代わりに期待で胸が、ワクワクする。
そんなことを考えながら電車で銀座へ向かう。
あ、電車、乗り間違えてしまった。

■いざ銀座

電車は乗り間違えてしまったけど、元々AETE編集長の早川さんとの集合時間よりだいぶ早く到着する予定だったので(本当に良かった…)
到着してから少し街をぶらつくことに。
12月の銀座は、どこもかしこもクリスマスムード。お店の飾り付けはサンタやトナカイがいるし、中に入るとクリスマスソングが流れている。家族連れの人たちが、仲良く手をつなぎながら歩くのを見て、私の心も温まってきた。ラッキーなことに、街歩き当日の天気はお日様が出ていて、ポカポカ。たまに吹いて来る風にも心地よさを感じるほどだ。

近くの方から何か騒がしい声が聞こえてきた。思わずそちらの方を振り返ると、サンタやトナカイなどの仮装をした集団が私の真横を歩いてきた。どうやら日本人だけでなく外国人の方も多くいるようだ。さながらその様子は渋谷のよう。
きっと何かの交流会なんだろう、そう思いながら、2割の好奇心と8割の驚きを持ちながら、記念にパシャリ。なんてこの世は平和なんだ。

■街歩きのその前に

さて、いよいよ街歩きスタート、の前にまずは一緒に街歩きをする早川さんと集合。彼女と会うのはこれで二回目、そして初めての街歩き体験、記事の作成…と、初めてのことがいっぱいで頭の中はパニックになっていた。あれをやらなきゃ、これを考えなきゃ。思わず肩に力が入ってしまう。なんでも考えすぎな私には、慣れ親しんだ街だって一歩一歩足を踏みしめて歩くしかない。

■さぁ始めよう

いよいよ街歩きへ。係の人から、地図をもらい、説明を受ける。指定された三箇所の場所を全て周り、マップにスタンプを押すと、スタート地点に戻ってきた時に景品がもらえるというスタンプラリーのようなものだ。早川さんと係の人が話すのを横目に、これならそこまで負担は多くなさそう、と思わずほっとしてしまった。
まずはマップを見ながら、どこから回るか相談。話し合いの結果、最初はスタート地点から一番近そうな、「銀座熊本館」へ行くことに。
不思議なリズムで話す早川さんといると、自然と肩の力が抜けて、楽しい気持ちになってきた。そういえば彼女はさっきも係の人と楽しそうにお話ししていたなぁ。社交的な人とはこういう人のことをいうのか。(スタートから「私、地図が読めないの〜」と話す早川さん。迷子のはるちゃんは本当だったんだ、、、、。)

■銀座熊本館

銀座熊本館には体感時間5分ほどでたどり着くことができた。レトロな感じの外観に、金色の字で「銀座熊本館」と大きな文字が。銀座にこんな場所があるんだねぇ、と新しい発見。私のイメージでは、こういったお店は年配の方しか入らないイメージがあったが、中に入ると、様々な年代の人たちで溢れて、賑わっていた。こんなに人がいるのか!と、ここでも驚く。

ここでの一番のお気に入りは、入ってすぐ目についた、まあるいオレンジのみかん。色が鮮やかで、とっても甘そう。手にとって見てみる。あれ、お尻の方に穴が空いてる。この穴はなんだろう。なんだろうね。私たちの興味もどんどん膨らんでくる。
思わず店員さんに質問してみることに。「この穴ってなんで空いているんですか?」と早川さんが聞いたところ、どうやらこれはたまたま空いてしまった穴だったらしい(笑)。
ちょっと間抜けで可愛らしく、隣のレモンも素敵な黄色。この皮をむいて、絵具が作れたら、きっといい色を出してくれるんだろうな。

さて、「熊本といえば?」という質問に対し、「くまモン」と答える人は多いのではないだろうか。実際、私はそうである。くまモンの知名度と人気が、このお店に人を呼ぶ1つの理由かもしれない。
ここでは、二階に行くと溢れんばかりのくまモングッズが販売されている。くまモンの曲も流れていて、頭からくまモンが離れない…。


(窮屈そうなくまモンたち。サンタ帽をかぶっているくまモンも!)

店内をぐるっと見たところで、忘れずにマップにスタンプを押した。これで三箇所のうちの1つが達成。やったあ。スタンプを地図に押した時の、なんともいえない達成感が、次の場所に行くためのモチベーションが上げてくれる。なんだこれ、なんか気持ちいいぞ、って。

■新しい発見

銀座熊本本館を後にして、次は少し歩いた先にある、「とっとりおかやま新橋館」と「香川・愛媛 せとうち旬彩館」に向かうことにした。地図を見る限り、どうやら銀座というより、新橋の方にあるようだ。幸いこの2つはすぐ近く同士にあるため、一度に2つのスタンプをゲットできそうだ。早速、携帯の地図を見ながら歩いて向かう。
街を歩くと、様々な発見が見つかる。それは知らなかったお店を見つけるだけではなく、あ、今日の空には雲が少ないなぁ、とか、あの人たちはどこに行こうとしているんだろう、とか、ポスターを見て、こんなイベントがあるのか、とか、そんな日常への気づき。自分が周りの環境に敏感になる。そんな感じだ。私は街を歩いていると、まるで自分が猫になったような気がする。あれも気になる、これも気になる、あそこからいい匂いいがする、この道を通
ってみたい。好奇心がむくむくと膨れ上がる。
今回もそんな発見がいっぱい。早川さんとお話ししながら、写真を撮って、充実した時間を過ごしている感覚が好き。


(途中で見つけた美味しそうな鰻屋さん。外からうなぎを焼いているのが見えて、じっと見ていたら、店員さんが手を振ってくれました。素敵。今度お金貯めて、食べたいな。)


(上を見れば鏡が一面に。都会っぽいね、と思わずパシャリ。インスタ映え、、?)

■とっとり・おかやま、それから、せとうち

まずは「とっとりおかやま新橋店」に。広々とした店内に入ると、可愛らしいポップコーンが目に入る。鳥取とポップコーンって結びつかないけど、これはこのポップコーンの味をつけるパウダーが鳥取で作られているようだ。紅ずわい蟹や、椎茸バター醤油、梨など食べたことのない味に、思わず涎が出る。試食をいくつかさせてもらった。美味しいなあ。こんな時のポップコーンが映画館にあったらいいのになぁ、と思う。早川さんはポップコーンを購入。終始、店員のお姉さんと仲良く話していて、ここでも彼女のコミュニケーション能力の高さに驚いた。私も見習わなければ。
ここで2個目のスタンプを押したところで、最初のスタンプを1つ押し忘れていたことが判明。あちゃー。どのみちまた戻るときに通るからいいか、と、ちょっとガッカリしながら気を取り直して次に向かう。

香川・愛媛せとうち旬彩館は、私が一番楽しみにしていた場所。瀬戸内って、美味しそうな食べ物がたくさんあって、素敵な海がある穏やかなイメージがある。中に入ると、たくさんの美味しそうな食品が!オリーブに讃岐うどん、そうめん。見ているだけでもお腹が空いちゃうような食材を目にして、ますます瀬戸内に旅行したい欲が増していく。


(オリーブ大好きな私にとって夢のようなご飯。ちょっと塩分が高そうで心配でもある一品。)


(やっぱり本場の地で讃岐うどんを食べてみたい〜!!!


(こんなそうめん見たことない!!と、思わずパシャリ。味も色毎に違って気になる!!)

来年こそ、四国中国地方に旅行するぞ!と、心に誓い、忘れないように地図に最後のスタンプを押した。あとは最初に押し忘れたスタンプを1つ押せば終了だ。
本当にあっという間ですぐ終わることに驚く。私以外にもおじいさんや、中学生くらいの男の子もスタンプを押していていた。みんなどうやってこの街歩きの存在を知るのかなぁ。気になる。


(完成まであとちょっと!)

■おかえりなさい

完成したスタンプラリーを届けるために、再びスタート地点に戻る。新橋の方面から銀座に行くにつれて、街の景色や雰囲気がどんどん変わって来るのが目に見えてわかるのが面白い。また銀座に戻ってきた、そんな安心感を覚える。忘れずに銀座熊本本館に立ち寄り、スタンプを押して、これで本当に完成!ホクホクした気持ちで、係の人に地図を渡すと、景品の缶バッチがもらえた。やったね!私はぐんまちゃんが好きだったので、迷わず群馬ちゃんが書いてある缶バッチをゲット。小さな幸せってこういうことをいうのかも。

■遠足は、帰るまでが遠足

さて、目的もゴールも達成し、ここで本日の街歩きは終了。私と早川さんもここでお別れ。「遠足は帰るまでが遠足って言うように、家に着くまでの出来事も覚えておいてね。」と言った彼女の言葉が印象的だったので、この後のことも少し書かせてもらう。
私は彼女と別れた後に、GINZA SIXに入っているTSUTAYAに向かうことにしていた。本を読むことが好きな上に、テレビで見たことがあって、行って見たいと思っていたのだ。1人で歩きながら、ふと気づく。ここにはたくさんのブランドショップがあって、空が澄んでいて、海外の人と日本人の人が同じくらい多くいて、聞こえてくる言語も様々。銀座って、日本にいるけど、海外の街を歩いているみたい。例えるなら、私にとって銀座は高校生の時に留学していたアメリカ、ボストンの街に似ているなぁと思う。
初めての街歩き、AETEの取材。多くの発見と気づきがあった。そんな濃い1日を過ごして、私の胸には、今、多くのときめきが残っている。

飛弾香花


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