2019.12.05
溢れるほどの物語が生まれた夜:表参道ランタンナイト
いつのまにか、時間は夜の22時30分。いよいよランタンの灯りを消す時間がやってきた。
みんなの魔法を優しく解くにふさわしい最後のスペシャルタイムは、ヒコさんによるサウンドバス。
アロマの優しい香りと、静かな森を流れる美しい音色に、みんなが目を閉じて、心を澄ませて、今日一日をゆっくり振り返る。
美味しい料理を食べて、知らない人と沢山話して、いつの間にか仲良くなって。たったの3時間の話だけれど、それは自分にとって、みんなにとって、かけがえのない3時間になった。おもはらの森に次来るとき、私はきっと寂しささえ感じてしまうのだろうなあ。
■ゲストたちも思い思いのキャンプ作りを
実は今回のキャンプ、コミュニティテントの中だけで行われていたわけではない。Colemanさんのランタンの隣で、和紙で作られたカボチャのオブジェを飾っていたのは、今回応募してきてくださった伊藤さんというゲストの方だった。
もともと照明さんとしてお仕事をされていたという伊藤さんだが、お家で簡単にできる照明器具を広めるため、ワークショップをしているという。今日はこのイベントのために、自作のオブジェを持ってきてくださった。
誰が何をしてもいい、自由な場所、それがおもはらの森ランタンナイト。あちこちで、それぞれの物語が生まれていて、でもだからこそその全てを拾うことはできない。
わたしが綴ったこのレポートも、あくまで私が見た、私の物語。
もっともっと色んな物語があったはず。その全部を、私は描き切れなかったはず。
だから、是非この物語を読んで、それぞれの物語に言葉をつけてみてほしい。
そしてもしよかったら、あとでこっそり、教えてください。
早川遥菜
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