AETE あの人がいるから旅したくなる。アエテ

22年度編集長
中村 斐翠

真っすぐな人のきらきらした目が好きです。 正しいときに、正しい重さの言葉を選べるようになりたい。

2022.04.15

2022年度、AETEのご挨拶

会えて report

初めまして。

4月1日よりAETE4代目編集長となりました、中村斐翠と申します。
空っぽの私を埋めるべく、そして理解や共感の幅を広げるべく、人や、よきものに触れてゆきたい。そんな想いで日々書いています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、4代目まで続いてきたAETEは、代々大学生が編集長を務め、運営していくメディアです。
コンセプトである「あの人がいるから、旅したくなる。」を核に置きつつ、編集部の代替わりに合わせて編集方針も毎年変わります。

創刊時は「人と人とが出会うことによって生まれる物語を届ける」。
ひとりの大学生の、小さな想いから始まったAETEは、素直な言葉と深い愛で、たくさんの人との出会いと物語を綴ってきました。

2代目は「まちの魅力やまちを彩るひとの物語を届ける」。
コロナウイルスという未曾有の事態に見舞われ、簡単には会うことができなくなってしまったこの頃。会えないときは思い出の詰まったまちやお店に想いを届け、会えるときには人に会いに行く旅をして欲しい。そんな気持ちを込めてお届けしていました。

昨年は「新しい価値観に出会う」。
さまざまな世代の、さまざまな想いを持つクリエイターや職人さんへのインタビュー、同世代の人たちで作り上げる交換日記企画などを通し、新たな価値観に多々触れてきました。

そして、今年は「弱いことばたちと出会う」。

今日は、この編集方針に込めた私たちの想いを、拙いなりに綴ってみようと思います。しばしお付き合いください。

方針を定めるにあたり私たちが最初に考えたのは、「大学生が書けるもの、大学生にしか書けないものって何だろう」ということでした。

モラトリアムとよく言われますが、大学生は、社会に出る前に与えられたさいごの猶予期間。
就職や進学、独立といった大きな決断を前に、自分なりの道を探してゆくころ。
そして、少しずつ「何のために生まれて、何をして生きるのか」という答えのない問いに向き合い始めるころではないか、と思います。

周りと自分を比べながら、たくさんの人の言葉や物語を自分になぞらえながら、もがき、悩み、ぐちゃぐちゃになり。
ないものを欲しがって、人を妬んで、綺麗には纏まれなくて。
そんな、不確かさや脆さ、儚さを内包しているのが、私たち大学生じゃないかと考えたのです。

だったら、そんな大学生が綴れるものって、綺麗な文章でも、上手な文章でもない。
もっとありのまま、みずみずしくて頼りない、小さな小さな叫びではないのか。

断定できる力強さも、まっすぐで透明なきらきらもない。
だけど等身大で、生のままで、見過ごしてはいけない大切な想いや叫びたち。

そんな叫びを、私たちは愛と敬意をこめて「弱いことば」と名付けました。

Instagramにも、Twitterにも、就活のエントリーシートにも行き場のないような、今の私の弱いことばたち。
そんな非力な叫びを集め、居場所と少しのパワーを与えて、大切に、大切にとっておきたい。

今年のAETEは、弱いことばの安らかな居場所となることを目指します。

もしあなたのぐちゃぐちゃやもやもやのやり場が見つからなかったら、AETEをそっと覗きに来てください。

きっと、そこにある弱いことばたちとの出会いが、あなたを受け入れ、安らぎと心地よさを与えてくれるはずです。

AETE4代目編集長・中村斐翠

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AETEでは書き手を募集しています。

私たちの想いに共感し、自分なりの弱いことばたちを綴ってみたい。そんなふうに思ったら、ぜひ私たちの仲間になってください。

書いてきた経験は問いません。
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