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AETE編集部からのお便りです。また正式なAETEの書き手では無いけれど、1度書いてみてくれた書き手たちの記事も載せています。その場合、各記事の書き手は文末でご確認頂けます。たった1度の物語でも、AETEは大切に綴っていきます。

2021.12.29

【みんなのあのね】夜更かし娯楽論集(後編)

会えて report

1人で過ごす夜。普段あまり観ないジャンルの映画に手を出してみたくなる瞬間が、たまにある。大勢であれこれ言いながら観るのもいいが、1人でしっとりとぞくぞくと浸りたくなるジャンルがある。ミステリー映画だ。今日は、私が観た中で1番印象に残ったミステリー映画を紹介する。

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🎥「シックス・センス」(1999)

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常人には無い特殊な感覚、”第6感”を持っている少年が主人公の本作。主人公と、ブルース・ウィリス演じる小児精神科医のストーリーだ。ネタバレになってしまうので細かい作品描写は控えるが、起承転結の展開の仕方が秀逸で、観賞後なんともいえない満足感に浸れる。優れた脚本と文句なしの演技により作り込まれた世界観は、あなたを圧倒するだろう。ここでは多くは語らないが、物語への扉を開いて一気に引き込まれる覚悟がある人に、強くお勧めする映画だ。

 

▷日常生活では味わえない感情を物語の中で味わえる。それがエンターテイメントの魅力かなと思います。1人でぞくぞくしたい、一気に引き込まれて全く別の人の感情が味わえちゃう。秋の夜長だからこそ、どっぷり浸って見たいですね!

 

■12月23日

この出会いは運命的で、お前はかけがえのない存在で、俺たちの関係は何なんだろう。そういう話がずっと読みたかった。

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📚 「ふしぎなともだち」(2013)

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本作はオタクである「由岐」と非オタクの「和」という接点のなかった二人の異文化コミュニケーションを描く物語である。いきなり話は逸れるが、恋愛漫画で人間関係が好転するときは何が起こっているだろうか。そう、言葉を尽くすことである。対人の問題は大抵コミュニケーション不足が原因であり、それらは気持ちを伝えることで解決する。現実世界で「あの人何考えてるかわかんなくて不安…」なんて悩む私たちに、恋愛漫画は実例を以て解決策を叩きつけるのである。本作においても、言葉を尽くすことは大きなテーマとなっている。嫌なことは嫌だと相手に伝えるし、オタクってめんどくさいなと思ったら「めんどくせえな!」と叫ぶ。そして、自分が相手のことをどれくらい大事に思っているかもきちんと言葉にすることで、彼らは距離を縮めていくのである。

「そこにいるお前に 思いを 喜びを 幸福を 感謝を 伝えるための言葉と肉体」という作中の台詞は、本作の軸を如実に示す名文だ。人は他者との関わりの中でしか自分を規定できないというが、人がこの肉体をもって形作られ、言葉という特徴を得たのは大切な存在に「伝える」ため。本作は、ひとりでは生きられない私たちの習性をポジティブに解釈し、人間としてあの人に出会えた喜びを想起させてくれる。

最後に。冒頭で「話は逸れるが、」と書いたのは、これは恋愛漫画ではない(と私は解釈している)から。異文化コミュニケーションの果てに2人が至った関係は、2人だけのもの。単行本に収録されたトゥルーエンディングにて確かめてみてほしい。

 

▷”トゥルーエンディング”、とっても気になります…!現実世界における対人関係について、「しっかり言葉を尽くすことの大切さ」を語れる投稿者様の感性は、とても素敵だと思います。

 

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本記事の掲載をもちまして、「みんなのあのね」 vol.2 は幕を閉じます。ご参加下さり誠にありがとうございました。

作品愛に満ちた文章を拝読できることは勿論、皆様の投稿で「みんなのあのね」という日記帳が少しずつ厚みを増していっていることを、とても嬉しく思っています。

是非、夜更かし娯楽論集をお供に素敵な年末年始をお過ごしください。

 

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