AETE あの人がいるから旅したくなる。アエテ

AETE編集部からのお便りです。また正式なAETEの書き手では無いけれど、1度書いてみてくれた書き手たちの記事も載せています。その場合、各記事の書き手は文末でご確認頂けます。たった1度の物語でも、AETEは大切に綴っていきます。

2020.06.01

アエナクテモ〜やっぱり、会いたい。〜

会えて report

小さい頃、絵を描くことが好きでした。
決して上手ではありません。
父も母も芸術系だったわけではないし、至って普通の家庭だった我が家。
特にアートに親しんでいたわけではないので、私が描く絵も至って普通です。
でも思い返してみると、1つだけ絵に関するエピソードがありました。
それは、母が不在の時の、母からのメモ。
「おやつはここに入ってるよ。」とか、
「あっためて食べてね。」とかの文章と一緒に、
女の子の絵が描いてありました。
笑ってる女の子の顔とか、泣いてる子とか。
決して上手ではありません。
ただなんとなく、楽しみにしていた自分がいました。
手描きの絵とデジタルの絵はやっぱり暖かみが違うと思います。
それって線の揺らぎのせいだと思うのです。
母の絵はおそらくいつも簡単に描いたものだと思うけれど、
手描きならではの線の揺らぎがありました。
忙しいながらも子供のためを思って描いたんだなぁという気持ちの表れ。
そんなことをふと思い出して、今年の母の日は手描きカードを送りました。
母は手描きイラストを描いていたことを、今も覚えてるんだろうか?
きっと母にとっては大したことはないエピソードだと思うけど、
そういう些細なことが意外と心に残っていたりします。
思い出とともに作る手描きカード。上手でなくても良いのです。
それでも、作り手も受け取り手も心が暖かくなるのだから。

(神奈川・社会人・ひとり暮らし)

「うたを贈るということ」


人ができることは限りなく少ない
きっとわたしたちは何もできない
嘘か真か分からない曖昧な世界で
誰もが立ちすくむ
立ちすくんで目の前に現れる
数字や成功は何も誰も満たさない
どこを目指していいのか
不安になりながら不格好に泳ぐ
懸命なわたしたちがいる
ふと見上げた先に
遠くの未来を微かに照らす
灯台の灯り
その灯りは言葉やメロディ
言葉の沈黙にメロディが
命を吹き込む
まだ形のない事象に
メロディは輪郭を与えてくれる
想いに手触りを与えてくれる
何もできないことは分かっている
けれどせめて
行先を見渡せるように
灯台を優しく灯したい
旅の安全を心より祈り
お守りを
そっと手渡す行為
うたを贈るということは
そういうこと

(東京・社会人・ひとり暮らし)

「旅の思い出をフォトブックにしてみる。」


旅の思い出の残し方って、人それぞれだと思います。
例えば、旅先で必ず神社に寄って御朱印をもらう人。
旅先でしか手に入らない器や焼き物を集めている人もいます。
旅先で起きたことをひたすら日記に書くという人もいれば
(2週間で70ページ以上の大作になったとか。読みたい~!)、
旅先ならではの縁起物を買ってコレクションする人もいたり。
(このお話はアエナクテモ2週目に載っていましたね。とってもかわいいコレクション♡)
でも一番多いのは「写真を撮る」ということじゃ無いでしょうか?
私も「写真を撮る」派です。
1泊2日の旅行で大体200枚以上の写真になります。
スマホやデジタル一眼を使うと、枚数を気にせず撮れるのでどんどん増えてしまいます。
その増えた写真をどう整理するか。
色々な方法があるけれど、私のオススメは「フォトブックを作る」ということです。
今はワンコインでできるフォトブックが沢山あります。
写真をセレクトするのは少し大変だけれど、選んでしまえば簡単に冊子にできます。
事前に作っておいて、友達の誕生日にプレゼントすることも。
楽しいし喜ばれるのでとってもオススメです♪
そして印刷されているとすぐ見返せるんですよね。
デジタルだと見返さないのに不思議。
友達に会いたくなった時、フォトブックを開くとふわっと記憶が蘇る。
外出自粛の今でも、楽しい思い出で繋がっていることを実感できます。
懐かしくなって、電話しちゃったり。(笑)
どんなフォトブックでも、あなたが作ったフォトブックはあなただけの物語が沢山詰まっている素敵な本。
今度の週末、フォトブック作りにチャレンジしてみてはいかがでしょう?

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