AETE あの人がいるから旅したくなる。アエテ

20年度編集長
鹿子木 千尋

津々浦々と出会いを大切に旅をしています。 一つ一つの思い出を素直な言葉で綴れるひとになりたい。

2020.01.08

AETEとわたし

会えて report

こんにちは、AETE編集部のかのこぎです。
今日は、わたしのものがたりにお付き合いいただきたく思います。

「ひととひとの出会いを紡ぐ人になりたい。」

これがわたしの大きな夢だと気づいたのは、自分の故郷のように思っていた町が原発事故の被害に遭ったことがきっかけでした。

大好きな友達や親戚が町から離れてゆき、住んでいた家や通っていた小学校も取り壊され、大切な思い出たちが失われていくような感覚。そんな大きな喪失感は次第に「いつかこの町に戻ってきて、再び人が集う場所を作ろう。」という強い意志へと変わっていったのです。

心を決めてから約1年半、自分でどんなことを始められるかを探るため、地域でおもしろいことをしている人から学ぼうと様々な地域を巡ってきました。

巡った先で出会った皆さんが私にくれたのは、自分の暮らす地域を愛する気持ちや季節の小さい変化や自然の恵を味わう暮らしの豊かさなど、たくさんの気づきや愛情。ひととの出会いが自分の心を温かくしてくれるんだということを実感した出来事でした。

そして、そのような出会いを重ねていくうちにだんだんと、出会った方々の物語や自分が感じた驚き、感動をもっと多くのひとに届けたいという気持ちが芽生えていったのです。

そんな時に出会ったのが
ひととひとが出会うことで生まれるものがたりを、自分の言葉で紡いでゆく、AETEでした。

私が出会ったあのひとと読んでくださったあなたとが、出会うきっかけとなってくれたら。
読んでくださるあなたが辛く寂しいとき、ぽっ。と心あたたまるようなものがたりを届けられたら。
そんな思いで、私はいまここで言葉を綴っています。

あなたの日常に少しでも寄り添える書き手になれれば、何よりの幸せです。

今日も、あなたに素敵な出会いがありますように。

 

鹿子木千尋

 

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